ADHD,家事

ひかりの日記

プライベートな日々つづります。さるさる日記→ココログ→はてなのこのブログ。

新盆

実は、母が1月に亡くなって、今年新盆を迎えます。
実家が檀家になっている寺は7月のお盆なので、
寺で、新盆を迎える家を対象に説明会を受けて、
ネットやスーパーで買い求めたもので全て揃えました。

大きな物はネットの仏具屋で買って実家に届くようにして、
果物や花などはお坊さんがお経を上げる10日には飾ってあるように用意しました。

10日の朝から駆けつけて用意する自信の無かった私は、
前日から実家にお泊りして用意。
大体の物は、9日に実家に向かう途中のスーパーで揃いましたが、
困ったのは、「水の子」(洗った米にさいの目に切った茄子ときゅうりを混ぜる)
に、「ミソハギ」なる植物を使うのらしいのだけれど、
どうやって入手するものなのかも判らない。

9日に花屋で聞いたら、ある店では「ありません(キッパリ)」とか、
ある店では、「ミソハギは10日からです」と言われたり。

もう無ければ無いで済まそうと思ったのですが、
10日の午前中に実家の近くのスーパーに電話して聞いたら、
あるというので行ったらありました!

そして、写真の様に、私も納得の盆飾りが出来ました。


Obon

10日、お坊さんが帰宅してから、諸々の用事を済ませて帰路についたら、
こんどは、あるわ、あるわ、花屋さんでも置いてある所には置いてあるし、
何よりスーパーのお盆コーナーに並んでいる。

どうやら、9日に聞いた花屋さんの「ミソハギは10日から」っていうのは、
この辺の地域の決まり事?みたいですね。
9日に探しまわっても無いわけです。

それにしても、父も言っていたけれど、祖父のお盆の時にはこんな飾り付けはしませんでした。
普通にきゅうりと茄子で牛馬を作り、
新盆に白い提灯を新調、おがらを炊いて送り迎えするのは同じだけれど、
お米になすきゅうりの刻んだものを蓮の葉の上に盛る「水の子」などは初めてです。
それに、仏壇を締め切り、その前に盆棚をもうけて、まこもの縄で結界をはるなんていうのも初めて。
祖父の時は普通に仏壇に牛馬を飾り、花や果物などを飾り付けた程度でした。

でも、自宅近くのスーパーでも、実家近くのスーパーでも、このまこもの敷物と、
牛馬と蓮の葉とおがらのセットはどこにでも売られているので、
実家の宗派だけ特別な事をしているわけでも無さそうです。

「水の子」に、ミソハギで水を掛けるのは、餓鬼道に落ちたご先祖様があった場合、
食べるものを口にしようとしても火になってしまうので、それを消す為だそうです。
(これは実家の宗派の解釈)

10日、実家でお坊さんが経を上げる際にも、そのようにして使っていました。

勉強になりました・・・