空中ブランコ
オール読み物9月号に掲載の、空中ブランコ読んだ。
、空中ブランコ 奥田英郎 著 2004年、第131回直木賞受賞作、文芸春秋9月号掲載
文芸春秋の8月号の奥田英朗氏の「神経症のおかげで作家になれた」という記事を読んで、
なんて面白い人なんだろう!と思い、その人の作品が直木賞になったというので、
ぜひ読んでみたいと思った作品。
ハードカバーで買うのをケチってオール読み物の9月号を買ったんだけど、
オール読み物には短編2作しか載っていないので、やっぱりハードカバー買ったほうが良かったかな?
図書館でリクエストしてもきっと何年も待たされるし(^^;)
この人の作品は初めて読む。直木賞での評価を読んでますます期待を膨らませていたので、
ちょっとイメージと違ったかな。
どうやら、始めに伊良部一郎シリーズの「インザプール」を読んでおいたほうがより楽しめそう。
「空中ブランコ乗り」という職業にある象徴を見たような気がして面白かった。
人間関係とは相手との信頼関係。そして周りとのチームワーク。
そして、行き詰った時に立ち直るきっかけになるのが自分自身についての気づき。
ハチャメチャな伊良部氏と、クソまじめだけどちょっとズレてる山下公平が、
対照的で面白いけど、それがもっと極端だったらもっと面白かったな~~~。
ささ、もう一作の女流作家も読もうっと。