サラダ記念日
さて、眠れない時は暗い明かりのなかで本を読むことにしたのだけれど、
(今度は近眼が酷くなりそう)
枕元に積んであった本をガサゴソしていたら、
俵万智さんの「サラダ記念日」 が出てきました。
眠れないときにちょっと読むのには、
小説よりもこういうものがいいな、
なんて思いながらパラパラめくりました。
最初は1ページ目から読んでいった、その時の感想。
●この人、私と同世代だから時代の匂いが共感できるなー
●ああ、女の子ってこんな風なんだ、私は女の子ぢゃないっ(いまさら)
●恋ってこんな風にするものなんだなあ。私は恋愛を殆ど(いや全くと言えるかも)しなかったから、いまさらこれで恋愛疑似体験するのもいいなあ
なんてもの。
同世代感を感じたのは、あたりまえで、
彼女も私と同じ1962年生まれなんだな。
自分と違う人なんだなー、って冷めた目で読んでたりして。
で、昨日の夜もサラダ記念日を開いた。
昨日はテキトーにパラパラとめくって、
飛び込んできた句をテキトーに読んだ。
そうしたら昨日の感想は違ったものに!!!
●この人の感性ってなんてすごいんだろう!!!感性が豊かっていう言葉だけで片付けたくない、なんていうか、あとからあとから、いろいろな事を感じて、それが言葉になって溢れてくる、それを見事に美しく三十一文字に当てはめてる!
私が口語短歌に開眼した瞬間かもれしない。
しばらく、私の眠る前のお供は、俵万智さんかもしれない。